ハリポタ魔法薬学の授業に出てくるような生薬がたくさん!漢方薬局が楽しい

雑誌「一個人」8月号の別冊「はじめての漢方ブック」取材・ライティングを担当いたしました。

2017年12月に国際中医師(国際中医専門員)の認定を受けてからはじめての、資格を活かした中医学関連の取材・ライティングのお仕事です。

今回取材に伺ったのはイスクラ薬局日本橋店さんです。

写真撮影のときに座学でしか知らなかったホンモノの生薬を見る機会に恵まれました。

体を温める「陽」が不足している人に使う「蛤蚧(ごうかい)」は、オオヤモリの内臓を取り除いて乾燥した生薬。

砕いたり、細かくなっているのではなくてそのままの姿で流通しているのだと初めて知りました。(もしかしたら、あらかじめ細かくした製品もあるかもですが・・・)

テレビでお金持ちのお家のリビングにある、トラの毛皮のじゅうたん(頭が付いていて、手足が横にべろんと出ているやつ)の形をしたヤモリの干物みたいな生薬でした。

タツノオトシゴの仲間オオウミウマなどの内臓を取り除いた「海馬」という生薬も、水族館で見たタツノオトシゴの形そのもの!

また、昔の人はこれをよく薬にしようと思いついたな……という宝石としても有名な「琥珀」、「鼈甲(べっこう)」の生薬も見せて頂きました。

わたしたちにとって身近な「植物」「動物」「鉱物」などが、からだの中に入って、薬としてどう作用をするのかを知るのがとても興味深かったです。