メディカルライターになる方法-業界未経験でもライターになれた!

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業界未経験でメディカルライターに転職成功

こんにちは、薬剤師ライターの高垣です。
今回は、三十路手前で業界未経験のわたしがメディカルライターの仕事に就いた経験を踏まえながら、薬剤師がメディカルライティングの仕事に就くための方法をご紹介いたします。

30代前後で業界未経験の薬剤師がメディカルライターに転職できた理由

まずは、転職をするまでのわたしのことをお話しておきますね。
わたしは中規模のチェーン展開している保険薬局で保険薬剤師をしていました。異動がかなり頻繁でおよそ5年間で3店舗を経験。その間に、管理薬剤師や一人薬剤師の経験も積むことができました。

薬剤師としてのキャリアは比較的順調に積んできた(と思われる)わたしでしたが、ご覧の通りメディカルライティングの経験はまったくありませんでした。

ライティングのスキルがあるわけでもないわたしが、なぜ業界未経験なのに医療・メディカル系広告代理店に就職できたのかというと、ずばり「薬剤師だったから」です。

医療・メディカル系の制作会社や編集プロダクションの求人票の募集要項をみてみると、但し書きに「薬剤師の方は未経験者でも可」とか「薬学部卒、薬剤師の方は優遇」といった文言が書かれていることがあります。

わたしが、転職支援をする人材紹介会社のコンサルタントさんからメディカルライターの仕事を紹介してもらえたのは「薬剤師だったら未経験者でも可」の案件だからだったんです。

実際に就職してみて驚いたのは、わたしが転職した医療系専門の広告代理店は部署の人数が10人しかいないのに、薬剤師が営業部門に2名、編集・ライターなどの制作部門に2名の合計4名もいたことです。
しかも、わたしを含めて全員業界未経験者でした。入社時の年齢も、これまた全員30歳前後です。

このことからも分かるように、薬剤師の資格を持っていれば、そうではない方に比べて、30歳前後の広告業界・出版業界・コンテンツ制作業界未経験者でも採用してもらえる可能性がかなり高いことが分かります。
薬剤師の国家資格、ありがたいですね!

ライティング未経験でメディカルライターの採用を勝ち取る方法

わたしのように、臨床現場の薬剤師として調剤一筋でやってきた薬剤師などのライティング未経験者が、メディカルライターの正社員として転職するためにはどうしたら良いのでしょうか。

そのコツを2つお伝えしたいと思います。

  1. 医療・メディカル系の編集プロダクション、コンテンツ制作会社、広告代理店、出版社等のライター求人案件のうち、「薬学部卒優遇」「薬剤師の場合、未経験者可」などの薬剤師に有利な案件を探して応募する
  2. 人材紹介会社や転職サイトなどに登録して、業界未経験でも可な案件をコンサルタントさんに探してもらう

忙しくて転職活動に時間をかけられない方は、2の方の人材紹介会社などのエージェントさんを活用するのが良いと思います。

わたしの場合は人材紹介会社さん数社に登録しました。
そして、一気に集めた情報のなかに、医療系広告代理店の案件があってご紹介いただきました。

1社だけではなく、数社の転職サイトさんに登録してよかったのは、たいていのコンサルタントさんが複数の案件を紹介してくださったおかげで、いろいろと比較検討できた点です。

一方、わたしの転職活動での反省点は、ぐずぐずとエントリーをするかどうかを迷っていて、ほかの方に決まってしまった案件があったことです。

薬剤師の転職って「スピード勝負」「早いもの勝ち」なところがあるみたいです。ですから、もし「この会社良いかも…」と思ったら、とりあえずエントリーして面接に進んでおいた方が良いと思います。

もし、じっくり転職活動をする余裕があるなら、自分で理想の職場を見つける気持ちでめぼしい会社をひとつずつあたりつつ、転職サイトにも登録しておいて、併せて探していただくようにするのが良いと思います。

薬剤師の国家資格は、この資格がない方に比べてかなり有利な条件です。
せっかく手に入れた薬剤師の免許を活かして、メディカルライターへの転職を成功させたいですね。